2013年12月21日土曜日

Raspberry Piで家鯖を省電力化

 自宅で24時間動かす家鯖をRaspberry Piに交換しました。 先週まで動かしていたのは、ファンレスのベアボーンPC Shuttle XS35です。 消費電力は20W前後で、x86 PCとしては省電力と言って差し支えない少なさでした。一カ月の電気代は、  0.02(kW)x24(h)x30x25(円/kWh)=360(円)。家全体に占める割合は5%弱でした。
たいして多くはないのですが、主な役割が2chリーダーのrep2と動体検知ソフトMotionによる自宅前監視程度なので、ちょっともったいない気がしていました。
 XS35でもっとも負荷が高かったのはMotionでしたが、検索してみると、Raspberry PiでMotionを動かしている例も少なくないので、これなら無理なく移行できると思いました。性能が少し上のBeagleBone Blackも考えましたが、インターフェースの仕様が微妙に使いにくく、価格差を埋めるほどの魅力は見出せなかったので、力不足なら買い換えるつもりで、最初の選択としてRaspberry Piを選びました。

 OSは、XS35でUbuntu Linuxを動かしていたので、同じDebian系のRaspbianとしました。インストールはXS35のスロットに挿したSDカードにddでイメージをコピーするだけで超簡単。設定ファイルがほぼ同じなので、すんなり移行できました。現在、DNS, DHCP, SMTP, IMAP, HTTP, SNMP, Motionを動かしています。
 Motionは、XS35ではVGAサイズの15fpsで動体検知撮影を行っていましたが、Raspberry Piは圧倒的に非力なため、VGAサイズだと2fps程度が精一杯でした。滑らかに撮影できる方が大事なので、現在は保存する動画のスペックをQVGA(320x240)の10fpsに落としています。

 消費電力は5Wを切るようになりました。一カ月の電気代は100円を切ります。Motionを動かしているせいか、日中に消費電力が増えて夜に下がるというサイクルを繰り返しています。SDカードの寿命が心配なので、母艦となるXS35を時々動かして、イメージのバックアップを取ろうと思います。
Raspberry Piの消費電力

0 件のコメント: