症状は、マウスカーソルは動くものの、ボタンに対する反応が一切なしという状態でした。動いたり動かなかったりという時期を経てから全く反応しなくなったので、どこかの接触不良と予想しました。接触不良なら半田付けの修正で直せると思い、やってみました。以下、分解方法。
最初に、裏面最下部の低摩擦シートを剥がします。T9サイズのトルクスねじが隠れていますので、これを外します(画像のT6はT9の間違い)。
トルクスねじを外したら、マット仕上げの上部カバーを外します。
基板上には、静音仕様のタクトスイッチが並んでいます。スイッチの寿命が来ても、簡単に交換できそうです。
電池につながる電源コネクタと、左サイドの「戻る」「進む」ボタン基盤につながる3極コネクタを外します。基盤を固定している2本のプラスネジを外すと、基盤が取り外せます。
この基盤は、表面実装部品を全く使用していません。また、場所によって半田付けの仕上がりにムラがあります。熟練していない工員を低賃金で雇い、品質に問題のある製品を大量に市場に放出しているのではないかと思います。安さに納得のバッファロー品質です。
不安な箇所に半田ごてを当てて半田付けをやり直していたら、親基盤と垂直に接続されるCPU基盤の根元に、半田が割れている箇所を発見しました。何箇所も修正したので原因は特定できませんが、これが故障の原因だったか可能性が高いと思います。問題の箇所は、半田を追加してクラックを修正しました。